たとえ嵐でも、怪我しません!(なぜ)
どうも花野です。3ヶ月ぶり(?)位に映画観ました。
8月10日にバットマンvs.スーパーマンがレンタル落ちしてくるので、日付確認のためにレンタル屋へ行ったので…。
ザ・ブリザード(原題:the finest hours)
1952年に起きたアメリカの沿岸警備隊が、嵐で真っ二つに割れたタンカーから乗組員を救出しに行くお話。
事実を元にした映画。だそうですがその辺はまぁ、それはそれでいいとして…。
感想としては、まず登場人物像が描けてないので1ミリも感情移入出来ない。
主人公のバーニーをクリス・パインが演じてますが、この、バーニーという人間がどんなヤツなのかさっぱり分らん。
ただの超生真面目な青年なのか、ちょっと臆病者なのかも分らんし、劇中バーニーが昔、人を救出出来なかったエピソードみたいなのがあるんですけども、それもアバウト過ぎて「何のこっちゃ」で終い。
救出しに行こうぜ!って辺りは悲惨。波のGGは結構な迫力で描けてるし、画面が暗いのも、夜の海に出ている感はある。…あるんだけど…演じてる人間たちの懸命さが伝わらんのは、こいつら誰?状態だから。(演者の事ではなく、人物像が描かれてないんで誰が何やっとるんか分らん)
女性を入れて強引な感じのドラマ展開もいただけない。
バーニーには婚約者・ミリアムという女性がいますが、このね…ミリアム自体がいらない。お話をふくらませるならいいんですけど、夜の海が怖いだ、車が脱輪したりと「それ、今このシーンに挿入する?」っていう意味不明のエピソードが多くて腹が立ってくる。
ただ、ミリアムだけは人物像が描けているという…力入れるところ、そこじゃねぇだろ…。バーニーをだな…描こうよ…。
これ配給がディズニーなので、資金だけは豊富にある=迫力あるCGは用意出来るんだけど、人が死んだり怪我したりが他の配給会社と比べて描けない(単に描けないのか、決まりがあるのかは知りませんが)んで、夜の大荒れの海をボートで突っ走って誰もどこも怪我しないとか…ファンタジーにしか観えない。そんな事、ホントにあるか?って気がする。